こんにちは。
GWに旅行へ行ってまいりました。
今年は近場で雄大な自然を味わう旅。
ついでに個性豊かな美術館を巡ろうかなと思い
行き先は[松本][安曇野]となります。
帰りには時間が少しあるので
中央線で行ける[奈良井]へ寄ってくることにしました。
ルートはこんな感じ。↓

◆ 一日目
名古屋から[JR特急ワイドビューしなの]で松本へ。
駅近くのホテルへ
早めにチェックインしようと思ったら
時間が早くてできなかった。
荷物だけ置いて松本市内の観光へ。
とことこと歩いていると
松本市内は街並みのデザインのセンスが
良いなぁという感じを受けました。
松本城↓

漆黒の色が合ってますね。
開智学校↓

この時期は桜が咲いています。
そして喫茶店『まるも』↓

この喫茶店は古くからあるらしいです。

いい雰囲気でした。家具の色が素敵ですね。
(画像がちっさめなのは携帯で撮ってます)
こういった喫茶店は
今の都会ではあまりありませよね。
コーヒーを飲んで休憩。
最後に松本美術館へ寄ってみる。

このオブジェもでかい。.。
草間ヤヨイの絵と上條信山の書が印象的でした。
その後、ホテルへチェックイン。
おおまかな感想をまとめてみると...
夕食時に寄った信州そば屋さんで
クラシックの音楽が流れていても
何故か違和感がないという、松本はそんな町で
東洋も西洋もどちらも存在できるバランスの良さを感じます。
1つ違和感があるとすれば...
美術館の草間ヤヨイの絵かもしれない。
違和感というか彼女の絵や作る空間が
異様な個性の持っており、強烈なパワーを醸し出す。
何か見えないものを感じさせる凄さがある。
それとは別に上條信山の書の(閲覧場所)は物静かだった。
書が何かを語りかける雰囲気もありながら
空間としては音が全くない世界でした。
2人とも松本出身のアーティストですが
どこにその源泉はあるのだろう(?)と感じました。
松本の街並み、家具などのデザインの良さ、
空気、水のおいしさや信州そばの上手さを味わい
アーティストの作品に魅了されるそんな一日でした。
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◆ 二日目
二日目は安曇野観光。
自然豊かな安曇野周辺の美術館を巡ってきます。
ローカル線 大糸線で松本→豊科へ。
ホテルへ荷物を預けて穂高へ電車で行こうと思ったけど
電車が1時間に2本ほどしかなかった。。
待ち時間が退屈なので
豊科→穂高まで歩いてみることにしました。
この日のルートはこちら↓

豊科から北へ歩いて行くと西に北アルプスが望めます。↓
この日は快晴でとにかく景色がよかった。

雪を被っている常念山がよく見えています。
北側は更に白馬方面ですが...どの山が見えていたかは分かりません。
この日は、すっきりした青空だったので
見ることのできる山々はすべて見えていたような感じ。
歩くこと約1.5h。(結構歩いた
)
やっとこ穂高へ到着。
早速、穂高駅前で、レンタルサイクルを借りました。
というか呼びとめられて...店員さんに強引に営業に合ったわけですが(笑)
ちょうど借りるつもりだったので丁度よかった。
聞いてみると新車だとか。
レンタルサイクルでも3段階のチェンジがついていてなかなかのものでした。
MT(マウンテンバイク)だと尚良いけども。まぁそこまではレンタルでは難しいか。
穂高駅から東へ自転車で移動。
大王わさび農場への途中の道のりで一枚。↓

さて、大王わさび農場へ行ってみると人で一杯。
晴天のせいか、カメラを持っている人もたくさんいて賑わっておりました。
わさび農場で一枚。↓

お腹が減っていたので昼食をとりました。
水車小屋もあったようだけど、時間がなくて見れなかった。
地図を確認しながら北西へ向かう途中で一枚。↓

右側にレンタルサイクルも映ってますね。
そして碌山美術館へ。
ここでは日本のロダンと言われる萩原碌山の彫刻作品が見られます。
とても古風な館で...
ふと目を奪われた作品『女』は遺作であったという。
さて次は...ちょっと距離がありますが
安曇野ちひろ美術館へ行ってみる事としました。
ちひろ美術館までの道のりは
穂高を越えて松川あたりまで行くわけですが
北アルプスを眺めながら、ゆるやかな風にあたりつつ
気持ちよくレンタルサイクルを走らせました。
約40分くらいは走っただろうか...小道を抜けて
田園風景と途中の川を通り越して少し休憩。
(さすがに疲れてきた...
)
北アルプスをバックに菜の花の草原一枚。↓

10分ほど休憩し、さらに北上して30分ほどでちひろ美術館へ到着。
GWという事もあり、人で賑わっておりました。
岩崎ちひろの絵は優しくてのどかでした。母親な視線で描かれた絵が多いですね。
フードを被った女性の絵は素敵で子供の絵よりもそこに魅かれました。
先日見た松本市内の
アバンギャルドな草間ヤヨイの絵とは対象的で
どちらかと言うとこっちの方が好きだ。
(まぁ比べるテーマがそもそも違いますが...)
この美術館は東京にもあるみたいですが
こちらは雄大な山々に囲まれており、
美術館と一緒に大きな公園も付いていて立地条件が素晴らしいです。
さて、帰りは穂高駅まで南下です。
ずーんと坂道を下って来たところで
自転車を止めてふと山側を見ると...
有明山のバックに夕日
ついつい見とれてしまった。

旅の2日目について
そういえば...2年前のこの時期は、直島の地中美術館を見に行ったなぁとか
1年前は田辺のホテルで海に落ちる夕日を眺めていました。
そんな事を思い出しつつ...夕日を眺めていました。
その後は穂高に戻り、完全に日が暮れる前に
自転車をお返ししてホテルのある豊科へ電車で戻りました。
GWとはいえ、日が暮れると体感温度が思いっきり下がるので
タイミングとしてはよかったかな。
自転車とはいえ...ちょっと遠出をしすぎたかもしれません。
この日は天気に恵まれて本当によかった。
美術館も様々で今回は2つしか寄らなかったけどもっとたくさんありますし
信州には地元出身の美術家達を大切にする志みたいなものもあるのかなと思ったり。
レンタルサイクルで小道を選択して行くのも楽しかった。
迷いそうだったのは秘密だ。
山を見ればどっちの方角かは見当がつくけどもね。
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◆ 三日目
最終日は
豊科→松本(大糸線)へ戻り
松本→奈良井(中央線)へ各駅停車で向かいます。
奈良井駅へ到着後にちょっと観光。
木曽福島で中央線の快速に乗り換えるつもりだったので
しばらくは観光ができます。
桜が咲いてました。↓

濃い茶色ベースの家々。
ふと寄ってみると木の香りが素晴らしい。
途中で『こでまり』という古風な喫茶店に寄ってみる。
ここで木曽路の本が置いてあったのでちょっと見てみる。
柳田国男は言う
「...木曽は何人も知る如く、珍しく天然の渡り廊下であった。
国の真ん中という言葉がこれくらい正確に当たっている土地は
ほかにはそう多くはない。風・渡り鳥・水の流れ以上にはるかに雄大な文化というものが
万来ただこの一筋を貫いて、南下しまた北上していたのである 」
だそうな。
この喫茶店も雰囲気がよかった。

喫茶店を出て少し散歩していると
スズメに(ヒノキの色)を加えたような鳥が
爽やかな風に乗って空を自由に飛んでおりました。
木の香りが良くって
おみやげを買ってしまった。
売店にて、ヒノキの茶碗と母へ小さめの手鏡を買う。
その後、奈良井から木曽福島へ鈍行で行き
中央線快速に乗り換えて名古屋へ戻りました。
今回の旅をまとめると...
信州の雄大な自然や古くからある建築物。
個性豊かなアーティストの作品、それらを飾る美術館、そして古風な喫茶店達。
東洋と西洋。日本の東西の文化の融合。 etc..
それぞれ一日一日、
別の体験を肌で感じ取るような
旅ができたかなと思っております。
良い旅路でした。
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PristonTaleは最近はあまり遊んでなかったけど
これからちょくちょく顔を出すつもりです。
Cafeクランでは、YUSAさんもたまに来ているようです。
それでは、また。